ユニクロ?メッキ?材質の違い

2024年04月17日

表面処理(めっき)

 

・ユニクロめっき

〔電気亜鉛めっき光沢クロメート処理)

別名:ユニクロ、白めっき

電気亜鉛めっきに光沢クロメート処理を施しためっき。

青銀白色(ブルー系)で美観を主として、耐食性をさほど重視しない鋼材に使用します。

屋外の使用には不向きです。

※屋内でも湿気がある場合には、どぶめっき(溶融亜鉛めっき)をお奨めします。

ユニクロネジタッピングパイラックユニクロボルト


有色クロメート

(電気亜鉛めっき有色クロメート処理)

別名:クロメート

電気亜鉛めっきに有色クロメート処理を施しためっき。

外観が黄金色又は虹色のクロメート処理をいい、耐食性はユニクロめっきよりも高くなっていますが、長期の屋外の使用には不向きです。

※六価クロムを含まない RoHS 指令対応「三価クロメート処理」製品は、現在の色が維持 できないため、受注生産になっております。(色=桃色)

六価ナットボルト6価パイラック6価単管クランプ


溶融亜鉛めっき

(どぶめっき)

別名:どぶづけ、天ぷらめっき

溶かした亜鉛に鋼材を浸し、表面に亜鉛の皮膜を形成させためっき。

表面に生成される亜鉛の酸化被膜は水や酸素を通しにくい性質のため、優れた 防食効果を発揮します。

亜鉛は鉄よりもイオン化傾向が大きいので、傷等で鋼材の素地が露出しても犠牲防食作用により、周辺の亜鉛が鋼材素地よりも先に溶け出し、電気化学的な保護をします。

ドブとは、溶融亜鉛の槽をドブにたとえ、そこに浸漬する事からこう呼ばれています。

また高温の液のなかで天ぷらの衣のようにメッキが着くことから、「天ぷらめっき」と呼ばれたりもします。

一般的にドブ(づけ)といった場合、溶融亜鉛めっきの事を言います。

電線管ZエントランスZTVBD-01J03NAB-01J02LA-01J02KUMI-01Zポール


 

ステンレス鋼材

SUS304

Cr(クロム) 18%、Ni(ニッケル) 8% を含むオーステナイト系のステンレス。

鋼の表面に生成する不動態皮膜が、さびの進行を防ぎ優れた防食性能を発揮します。

非磁性で磁石につきませんが、、「厳しい曲げ」や「絞り」などの冷問加工の際には加工部分が磁性を示すことがあります。

一般の鋼に比較すると極めてすぐれた耐食性を有する材料ですが、特定の環境、使用条件の下では「さびる」ことがありますので正しい使い方をする事が大切です。

換気ガラリ、アングル、プルボックスなど

SUSくっつかない 磁石でくっつかない


 

SUS430

Cr(クロム) を16~18%含むフェライト系のステンレス。

軟鋼(鉄)と同じように強い磁性をもち、磁石につきます。

めっき処理を行わなくても耐食性はありますが、屋外の使用には不向きです。

 

SUSくっつく SUSだけどくっつく!


 

樹脂

 PVC

(ポリ塩化ビニル)

可塑剤の配合により、高硬度品から軟質品の製作が可能な樹脂。通称:塩ビ

耐薬品性、難燃性、電気絶縁性に優れています。

PML プラモールなど

HI-PVC(耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル) 電線管VEなど

VE2KMEC

U-PVC(硬質ポリ塩化ビニル管) VP管(厚肉管) VU管(薄肉管)など

VP

※VPは主に屋内外の給水管、雑排水管、VUは戸建住宅や簡易な排水設備などの無圧管路


PE

(ポリエチレン)

汎用プラスチックの一種で耐寒性、耐衝撃性、耐薬品性、電気絶縁性に優れ比較的軽量

難燃PE  PFS管など

MFS


ABS樹脂

アクリロニトリル(A)・ブタジエン(B)・スチレン(S)の三つが重合された樹脂。

耐衝撃性、耐熱性、耐薬品性などの平均した性質を持っています。

汎用ABS樹脂は、屋外の使用には不向きです。

難燃ABS PF管付属品、モールボックス

MFSKMSB