空調用語集

2024年04月18日

空調用語集

あ~ ショートサーキット トリプル パテ埋め や~
アッパー シングル ドレンアップキット ビルトイン形 ユニオン
圧縮機(コンプレッサー) 信号線 ドレンキャップ ビル用マルチエアコン ユニオン接続
アース 室内機 ドレンサクションポンプ フレア加工 床置き型
異径接続 室外機 ドレンパン フロンガス回収 養生
インバーター 室内電源 ドレン管 プラグ止め ラッキング
隠ぺい配管 室外電源 厨房用エアコン プラブロック 冷媒ガス(フロンガス)
エアーパージ 自動昇降パネル(オートグリルパネル) 天井カセット形 ポンプダウン ワイドセレクトマルチ
エアーフィルタ 省エネラベリング制度 天井吊り形 分岐配管 ワイドパネル
オートグリルパネル(自動昇降パネル) 霜取り運転 天井開口 配管カバー(化粧カバー) ワイヤレスリモコン
か~ 真空引き 点検口 配管テープ ワイヤードリモコン
ガスチャージ 真空乾燥 窒素ブロー 配管洗浄 渡り配線
壁掛形 据付板 転倒防止金具 配管溶接 APF(Annual Performance Factor)
基礎ブロック た~ 電源切替BOX 防振ゴム COP(Coefficient Of Performance)
キャンバスダクト ダクト型 な~ 風向調整板 PS(パイプスペース)
コア抜き ダブルツイン 二段置き架台 馬力  
公団吊り チャージレス 熱交換器 ま~  
コンプレッサー(圧縮機) ツイン 熱伝導率 マルチエアコン  
さ~ テープ巻 は~ 窓パネル  
サービス配管 トップランナー制度 ハウジングエアコン    
名称 意味 参考画像
アッパー 重量のある資材や機器を荷揚げするための機材です。
リフトアッパーとも呼ばれています。
手動式・気圧式・電動式など様々なものが存在し、作業人数が一人でも、重たいものを荷揚げ位置や停止位置を確認しながら作業することができます。
エアコン工事では、天井埋込形エアコンの室内機の設置や、高所に室外機を設置する際などに使用されます。
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圧縮機(コンプレッサー) コンプレッサーとは、エアコンの冷媒ガスを圧縮し、気体の温度を変化させてその温度をエアコンに利用する機械で、圧縮機とも呼ばれています。
コンプレッサーによって圧縮された冷媒ガスは、高温・高圧の熱が含まれるようになり、冷房の場合は室外機、暖房の場合は室内機へそれぞれ放出されます。
その役割はとても重要で、人間にたとえれば、エアコンと室外機は身体で、コンプレッサーはエアコンの心臓にあたり、その性能がエアコンの省エネ性能の約8割を決めるともいわれています。
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アース アースとは、落雷や漏電など瞬間的に大量の電流が電化製品などに流れ込んだ場合に、機器が破損したり感電したりするのを防ぎ、電気を地中に逃がす役割を持っています。
エアコンの場合は、プラグと一緒に出ている接続線をアース線といいます。
また、アースは電磁波の影響を減らしてくれるという役割もあり、エアコンをはじめ電子レンジやパソコンなど、電磁波を多く放出する機器にはアース線がついています。
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異径接続 異形接続とは、エアコンの交換等の際に異なるサイズ同士の冷媒配管を接続する作業です。
エアコンの室内外機を接続する冷媒配管は、能力(馬力・適用畳数)によってそのサイズ(規格)が変わってきます。
例えば、隠ぺい配管などで引き直しできない既設配管と、更新機器の配管の規格が合わない場合などに、この異形接続を行います。
 ikeisetuzoku
インバーター エアコンの心臓部である圧縮器(コンプレッサー)という部分の制御に使用される仕組みのことです。
昔のエアコンは、コンプレッサーをフルパワーで回すか止めるかの2種類の制御しかできませんでしたが、最近のエアコンは、このインバーターで圧縮機の回転数を的確に制御できる為、設定温度に満たない場合は高速で回転し、その後は低速で運転して温度を一定に保つといった調節が可能になり、しかも省エネもできるようになりました。
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隠ぺい配管 隠ぺい配管とは、エアコンの配管を壁の中や天井裏の内部に隠し、外から見えないようにする配管の通し方です。
ルームエアコンなどでは通常、壁を挟んだ室内機の裏側に室外機を設置するため、
室内機側の壁面開口部と屋外の開口部の高さが同一で外壁に配管を這わせる露出配管という方法が殆どですが、
設計上やむをえなかったり、機器の設置自由度を重視したデザイナーズマンションなどの建物には多く採用されています。
基本的に隠ぺい配管は建築中に配管を埋め込んでいますが(先行配管などとも呼ばれています)、
天井裏や壁の中に配管を通せるスペースだけつくっておき、設置時に配管を通すさや管方式というのもあります。
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エアーパージ エアパージとは、エアコンを取り付けた後、室外機の中にガスを流して、冷媒配管内に残っている空気や水分を追い出す作業のことです。
エアコンの配管の中に空気が残ったままで稼動させると、冷媒ガスの濃度が下がり、エアコンの運転効率低下などを引き起こす原因になります。
また、配管内に水分が残っていると、配管を詰まらせたり、傷をつけたりする可能性があります。
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エアーフィルタ エアフィルターとは、エアコンの室内機内部に空気を取り込む際、内部にほこりやごみが入らないように防いでくれるフィルターのことです。
現在では各メーカーごとに、PM2.5などの微細な物質まで取り除くものや、オイルミストにも強い厨房用のもの、自動でフィルター掃除してくれるものなど、様々な機能が付加されています。
エアフィルターが汚れると空気の吸い込みが悪くなり、エアコンの機器が悪くなったり、最悪故障の原因にもなりかねません。
定期的に掃除するなどして、清潔に保つようにしましょう。
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オートグリルパネル
(自動昇降パネル)
オートグリルパネルとは、リモコンで自動昇降ができるパネルのことです。
メーカーによってはフィルター自動昇降パネルなどともいいます。
主に、天井に埋め込むタイプのエアコンに搭載されている付加機能及びパネル部材です。
冷暖房効率にも関わるフィルタ掃除ですが、機器が高い天井に設置されているといろいろと大変・・・。
オートグリルパネルなら脚立なしでラクに出来る為、電気代・清掃時間の節約にもなります。
 o-toguriru
ガスチャージ ガスチャージとは、エアコンの冷暖に使用されている冷媒ガスを補充する作業のことです。
冷媒ガスは、エアコンの内部で循環して、部屋の中の空気を冷やしたり暖めたりする役割を果たしています。
何らかの理由で冷媒ガスが漏れてしまった場合などに行う作業ですが、経年劣化などによる配管の破損や機器本体の破損などによる場合は、ガスのみを補充しても、問題のある箇所からまたガスが漏れ出してしまいます。
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壁掛形 家庭用でもお馴染みの壁掛けのルームエアコンが業務用の馬力を持ったタイプです。
馬力により大きさが変わります。
施工費も含めたコストパフォーマンスが高い形状です。
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基礎ブロック 基礎ブロックとは、室外機の脚の部分に架台として取り付けるプラスチック製の部材のことで、基本的には2つで1セットで使用されます。
取り付けることで、室外機のかさが上がるため、地面の湿気や雨水による錆防止や、室外機から発する熱を逃げやすくして、空調効率を上げることができます。
また、直接置くよりも安定感が増すため、砂利や土の上などの不安定な場所に設置する場合には非常に重要な部材となります。
耐荷重は5、60Kgほどで、家庭用や馬力の低い業務用エアコンなどの比較的重量の低い室外機や、風などで転倒する可能性の低い場所などで使用されます。
 kisoburokku
キャンバスダクト キャンバスダクトとは、給気口と空調機本体との接続に使用される厚手の布製の部材で、キャンバス継手とも呼ばれています。
エアコンでは主にビルトインダクトタイプの設置の際、給気口と空調機本体の高低差や左右のズレを逃がしたり、本体の振動がダクトに伝わらないようにするなど、素材の柔軟性を活かして本体へのストレスを軽減させる目的で使用されています。
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コア抜き コア抜きとは、床や壁に円筒形の穴を開ける作業です。
エアコン工事の際は、電線や配管などを通すためにコア抜きが行われ、開けた穴にはスリーブキャップという専用の部材を装着し、配管類を通した後はパテで隙間を埋める処理をすることが一般的です。
高強度のダイヤモンドヘッドのついたビットで穴をあけるため、鉄筋コンクリートなどにも穴をあけることが可能です。
 koanuki
公団吊り 公団吊りとは、室外機の設置方法の一種で、室外機を天井から専用の金具を使用して吊るす方法です。
ベランダやバルコニーに設置するスペースが確保できない等で、主にマンションやアパートなどに多く用いられています。
設置の際は、既存の金具を再利用することも可能ですが、金具の経年劣化や容量アップなどで室外機の大きさが変わると、再利用できない場合もあるので注意が必要です。
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コンプレッサー(圧縮機) コンプレッサーとは、エアコンの冷媒ガスを圧縮し、気体の温度を変化させてその温度をエアコンに利用する機械で、圧縮機とも呼ばれています。
コンプレッサーによって圧縮された冷媒ガスは、高温・高圧の熱が含まれるようになり、冷房の場合は室外機、暖房の場合は室内機へそれぞれ放出されます。
その役割はとても重要で、人間にたとえれば、エアコンと室外機は身体で、コンプレッサーはエアコンの心臓にあたり、その性能がエアコンの省エネ性能の約8割を決めるともいわれています。
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サービス配管 エアコンの室内機に最初から取り付けてある配管です。
室内機の背面や側面に収納されています。
このサービス配管に、別の配管をフレアナットで接続し、室外機と繋げていきます。
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ショートサーキット ショートサーキットとは、給気口(給気ファン)と排気口(排気ファン)の位置が近すぎて、狭い範囲で空気が循環してしまう現象のことです。
せっかく取り込んだ新鮮な外気が、スペース内に行き渡ることなくそのまま排出されてしまうため、換気効率が非常に悪く換気不足の原因になります。
ショートサーキットは、室内機・室外機ともに発生する現象のため、共に給気口と排気口の位置をできるだけ離し、対角線に設置するなどの工夫が必要になってきます。
 sho-tosa-kitto
シングル 室外機1台で室内機1台を運転させる業務用エアコン(パッケージエアコン)の運転システムの名称です。
エアコンは室内機と室外機が1セットになっており、室外機1台に対し室内機1台はシングル・2台はツイン・3台はトリプル・ダブルツインは4台といったように、この1セットに対して、室内機の数をいくつにするのかを表しています。※メーカーによって名称が異なります。
さらに、一つのリモコンで全ての室内機を制御するタイプを「同時」、1台ずつ別のリモコンで制御するタイプを「個別」と言います。
 shinnguru
信号線 信号線とは、エアコンの室内機と室外機を接続するケーブルの名称です。
連絡線・渡り配線・制御線などとも呼ばれておりますが、一般的にはVVFケーブルです。
冷暖房の強弱や、運転方式の切替えをリモコン操作で行う際に、室内機と室外機は運転の仕方やエアコンの温度調整をコントロールするための信号のやり取りを行っています。
この信号の送受信を行っているのが、エアコン本体と室外機を接続している信号線です。
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室内機 室内機とは、空調機においては室内外に設置される機器のうち、主に室内で使用される機械のことを指します。
室内機には蒸発器が内蔵されており、圧縮機・凝縮器が一体となった室外機とは2本1組の冷媒配管と制御用の電線を通じて接続され、基本的にはこれらがセットではじめて空調機として稼働します。
窓用エアコンのように、室内外機が一体化した空調機も存在しますが、室内への騒音・振動が大きいため、特に日本では室内環境への配慮から、室内機と室外機を用いた空調設備が広く普及しています。
 shitunaiki
室外機 室外機とは、空調機においては室内外に設置される機器のうち、主に室外で使用される機械のことを指します。
室外機には、圧縮機・凝縮器が内蔵されており、蒸発器が内蔵された室内機とは2本1組の冷媒配管と制御用の電線を通じて接続され、基本的にはこれらがセットではじめて空調機として稼働します。
窓用エアコンのように、室内外機が一体化した空調機も存在しますが、室内への騒音・振動が大きいため、特に日本では室内環境への配慮から、室内機と室外機を用いた空調設備が広く普及しています
 shitugaiki
室内電源 電源が室内機に直結するタイプです。
一般的には家庭用ルームエアコンの14畳(4.0kW)以下の能力のものが室内電源タイプになっています。
また、同じ室内電源でも、能力によってコンセントの形状が異なりますので注意が必要です。
 shitunaidenngenn
室外電源 電源が室外機に直結するタイプです。
業務用エアコンや家庭用なら単相200Vで、2.8KW以上の機種になります。
室内電源タイプより、接続配管の長さが長くでき、室外機の接地場所の選択肢が増えます。
200Vですので、電源のバランスが崩れることが少なくなり、ブレーカーが落ちにくくなります。
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自動昇降パネル
(オートグリルパネル)
オートグリルパネルとは、リモコンで自動昇降ができるパネルのことです。
メーカーによってはフィルター自動昇降パネルなどともいいます。
主に、天井に埋め込むタイプのエアコンに搭載されている付加機能及びパネル部材です。
冷暖房効率にも関わるフィルタ掃除ですが、機器が高い天井に設置されているといろいろと大変・・・。
オートグリルパネルなら脚立なしでラクに出来る為、電気代・清掃時間の節約にもなります。
 o-toguriru
省エネラベリング制度 省エネラベリング制度とは、日本の環境ラベリング制度のひとつで、家電製品が、エネルギーの使用の合理化等に関する法律に基づき定められた省エネルギー水準に関する表示である『省エネルギーラベル』の運用に関する規定で、2000年8月に日本工業規格(JIS)によって導入されました。
この制度は、家庭で使用される製品を中心に、省エネ法で定めた省エネ性能の向上を促すための目標基準(トップランナー基準)を達成しているかどうかを、製造事業者等がラベル(省エネルギーラベル)に表示するもので、達成率100%以上の製品にはグリーンのマークを表示し、100%未満の製品にはオレンジのを表示します。
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霜取り運転 霜取り運転は、一時的に、通常の暖房運転とは反対に、室外機の熱交換器を暖めることで霜を溶かします。デフロストなどとも呼ばれています。
一般的に霜取り運転時は、エアコンから暖かい風が出てこないため、故障したと勘違いしてしまいがちですが、霜取り運転を開始してからしばらくすると霜が溶けてなくなり、通常の暖房運転が再開します。
霜取り運転で霜を溶かす際、周囲との温度差により湯気が発生することがあります。また、霜取り運転中に、室内機から「プシュー」という音が出ることもありますが、これはエアコン内部で冷媒の流れが切り替わる音です。「シャー」「ポコポコ」という冷媒が流れる音が聞こえることもありますが、これは故障ではありません。
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真空引き 真空ポンプ(容器内から気体を排出し、真空を作るポンプ)を使って、エアコンの配管内部をほぼ真空にすることです。
エアコンの冷媒回路には、ガスとオイルだけが循環しなくてはいけません。
しかし、そこに空気や水分が残っていると、運転時に残っていた水分が凍ってしまい冷媒回路を塞いでしまうので、それらを取り除く作業です。
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真空乾燥 短時間の真空引きだけでは水分や空気を完璧に除去することはできません。
真空乾燥は真空引きと同じように真空ポンプ使い、配管内部を真空にする作業ですが、こちらは時間をかけて行います。
雨の日や水にぬれた配管の場合、1時間以上かける場合もあります。
しっかりと配管内を真空にして乾燥させることで、水分や不純物をほぼ完全に除去することができます。
真空乾燥によって不純物が原因の故障はほとんどなくなり、エアコンの効きもよくなります。
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据付板 壁掛け形のエアコンを設置する為の金属製の板のことです。
背板とも呼ばれます。 室内機は据付板に引っ掛けて壁に取り付けられるので、室内機を設置する位置を決める際、非常に大切な作業となります。
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ダクト型 室内機を天井内に埋込み、本体から吸込口や吹出口を分散させる為、天井面には吹出口のみが露出するタイプ。
インテリアにこだわる空間で、空調機の存在をなくしたい場合に最適です。
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ダブルツイン 室外機1台で室内機4台を運転させる業務用エアコン(パッケージエアコン)の運転システムの名称です。
エアコンは室内機と室外機が1セットになっており、室外機1台に対し室内機1台はシングル・2台はツイン・3台はトリプル・ダブルツインは4台といったように、この1セットに対して、室内機の数をいくつにするのかを表しています。
さらに、一つのリモコンで全ての室内機を制御するタイプを「同時」、1台ずつ別のリモコンで制御するタイプを「個別」と言います。
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チャージレス チャージレスとは、冷媒ガスが記載量分封入されている為、補充の必要ないという意味です。
具体的には、画像のように『チャージレス15m』と記載されている場合、設置時の配管長が15m以下であれば、機器に封入されている冷媒ガスで十分まかなえる為、それ以上の冷媒ガスの補充が必要ないということになります。
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ツイン 室外機1台で室内機2台を運転させる業務用エアコン(パッケージエアコン)の運転システムの名称です。
エアコンは室内機と室外機が1セットになっており、室外機1台に対し室内機1台はシングル・2台はツイン・3台はトリプル・ダブルツインは4台といったように、この1セットに対して、室内機の数をいくつにするのかを表しています。
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テープ巻 エアコンの室内外機を繋ぐ配管類(冷媒配管・電線・ドレン管)に巻き付け、断熱材を保護したり見た目を綺麗に仕上げる為のテープです。
テープには粘着テープと非粘着テープの2種類があり、非粘着テープをホースに巻いたあと、粘着テープで留めるやり方が一般的です。
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トップランナー制度 トップランナー制度とは、家電製品や自動車などの機器の省エネルギー基準を、現在商品化されている製品のうち、最も優れている機器の性能以上にすることに加え、技術開発の将来の見通し等を勘案して定めた制度です。
省エネラベリング制度における表示の基準になっており、エネルギー消費効率の目標を示して達成を促すとともに、エネルギー消費効率の表示を求めています。
簡単に言うと、現在販売されてる一番省エネの商品より、もっと省エネな商品の開発を促進し、省エネ対策を強化するものです。
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トリプル 室外機1台で室内機3台を運転させる業務用エアコン(パッケージエアコン)の運転システムの名称です。
エアコンは室内機と室外機が1セットになっており、室外機1台に対し室内機1台はシングル・2台はツイン・3台はトリプル・ダブルツインは4台といったように、この1セットに対して、室内機の数をいくつにするのかを表しています。
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ドレンアップキット ドレンアップキットとは、十分な勾配が取れない場所にエアコンを設置する際に、排水を補充するための機械です。
通常エアコンは、使用時に出る水をうまく排水する為、勾配をとって設置を行いますが、この勾配がとれない場所に設置を行う際に、排水を一度上に持ち上げるドレンアップの操作で水を上に持ち上げ、勾配を確保してから低い方に水を流して排水を行う仕組みになっています。
類似したもので、ドレンポンプキットというものもありますが、こちらはドレン水を持ち上げて、ポンプの力で圧送して排水する仕組みです。
梁や柱等の障害物をかわすことができ、逆止弁付きなのでドレン水の逆流を防ぎます。
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ドレンキャップ ドレンキャップとは、ドレンホースの先端に取り付けるキャップのことで、主に虫などの異物の侵入を防いだりする用途で使用される部材です。
ホースから虫などの異物が侵入すると、室内に虫が侵入したり、詰まって水漏れの原因になったり、最悪エアコンが故障する場合もあります。
また、気密性の高い場所では、屋外との気圧差でドレンホースから空気が侵入してポコポコと音が発生する場合があるのですが、これを防止するタイプも存在します。
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ドレンサクションポンプ ドレンサクションポンプとは、ドレンホース内の詰まりを取り除く為に使用されるポンプです。
サクションポンプ自体は、その言葉が指すように吸引する為に用いられるポンプの総称で、手動のものから電動のもの、そして、エアコン以外にも様々な排水パイプのタイプののものが存在します。
使用方法として、手動のものは、ドレンホースの先端や排水口に差し込み、ハンドルを押したり引いたりしてホース内の異物を取り除きます。
ホームセンターなどでも購入でき、安価なため、エアコンの水漏れ対策としても利用されています。
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ドレンパン ドレンパンとは、エアコンの室内機内部で発生する結露水を受け止めるための受け皿のような部分です。
熱交換器の下部に勾配をつけて設置されていることが殆どで、冷房や除湿運転時に発生する結露水を受け止め、ドレンホースから室外へ排出します。
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ドレン管 エアコンの中にある熱交換器で生じた結露水を、ドレンパンに集めて室外に流し出す為の配管のことです。
これは全てのエアコンの室内外機にそれぞれ設置されています。壁の中を通っているので室内からは見えませんが、エアコンの外機の脇に水が流れてくる配管があるのがドレン管です。
また、冷房運転時には室内機から排水し、暖房運転時には室外機から排水をします。
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厨房用エアコン 厨房向けに作られたタイプのエアコンです。
油煙や高温などの過酷な環境にも耐えられる仕様で、ステンレス外装になっています。
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天井カセット形 本体は天井内に埋め込まれ、化粧パネルだけが表面にでる設置方式のエアコンです。
天井埋め込み形とも呼ばれています。
配管類が天井内にすべて隠れるようにレイアウトされる為、デザイン性に優れ、設置個所に応じた吹き出し口のものを選定すれば、非常に空調効率も良いエアコンです。
バリエーションには、吹き出し口が4方向のタイプ、2方向のタイプ、1方向のタイプ、さらに、4方向で本体が小さくなったコンパクト4方向タイプがあります。
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天井吊り形 天井に本体を吊るすタイプ。天井カセット・天井埋込エアコンを設置出来ない、店舗や教室などに使用されることが多いです。  image70
天井開口 天井開口とは、天井に埋め込むタイプのエアコンなどを取り付ける為、必要な大きさの穴を開ける作業です。
開口の際には、天井懐に機器を設置するための十分なスペースがあるかどうか、電線やケーブル、ガス管、水道管などを一緒に切断しないように細心の注意を払う必要があります。
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点検口 天井や床下などの配線や配管を見るための入口です。
建物の維持管理や、エアコン工事においても重要なもので、点検口があると、経年変化による漏水事故などの防止や建物・配管の傷み具合を定期的に点検することができます。
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窒素ブロー 窒素ブローとは、既設の配管内に窒素を送り込み、水分や油分・細かい異物などを配管外に除去する作業です。
主に隠ぺい配管の再利用時や、配管溶接の際、管内に酸素があると溶接の熱で内面にススがついてしまうので、そのススの発生を防ぐ為に行います。
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転倒防止金具 機器の転倒・落下・移動防止のために取り付ける部材で、室外機に取り付けます。
通常エアコンの室外機は、プラブロックやコンクリート製ブロックを脚の部分に固定して安定させますが、 業務用エアコンのようなサイズの大きなものや、室外機を高所などに設置する場合、転倒のリスクを軽減するために使用されます。
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電源切替BOX 工事なしで室内・室外とタイプの違う電源のエアコンへの入替えを行える部材です。
メーカーによっては内受電キットなどとも呼ばれています。
エアコンの電源供給には、室内機側から電源をとる室内電源タイプと、室外機側から電源をとる室外電源タイプの2種類が存在します。
電源タイプの異なるエアコンへの入替えを行う場合には、基本的に別途電源工事が必要になってきますが、この部材を利用することで、既存の室内電源をそのまま使用することができます。
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二段置き架台 室外機を二段重ねで設置できる架台です。二段置き金具とも呼ばれています。
1台分の室外機の置き場所があれば設置可能なので、主に2台分の室外機を平置きするスペースが確保できない場合などに用いられます。
室外機2台を1台分の面積に設置できるため、省スペースで設置が可能になりますが、下段の室外機は上方向への通気ができなくなり、電力効率が落ちてしまうので、設置の際には注意が必要です。
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熱交換器 室内機に取りこんだ空気を冷たくしたり、暖かくしたりする部品です。
温度の高い流体から低い流体へ熱を移動させ、液体や気体などの流体を用いて効率的に熱エネルギーを交換することで、加熱や冷却の用途で使われます。
熱交換器の大部分は、うすいアルミの板でできて、もともとは大きいアルミの板を、小さく切ってならべ直して、室内機におさまるように組み立ててあります。
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熱伝導率 物質の熱の伝わり方には伝導・対流・放射と呼ばれる3つの方法が存在しますが、熱伝導率とは、物質がどのくらい熱を伝導しやすいかをを規定する物理量のことを言います。
また、熱伝導率は気体よりは液体、液体よりは固体の方が熱が伝わりやすく、エアコンでは、熱交換器の素材に熱伝導率の高いアルミを使用して熱交換を行っています。
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ハウジングエアコン ハウジングエアコンとは、壁掛け形エアコン(ルームエアコン)以外の家庭用エアコンの総称です。
タワーマンション、デザイナーズルーム、戸建てなど、多くの建物に対応できるレイアウトの自由度や、
環境に合わせて様々なバリエーションを選択できる上に、空調効率も高いというメリットがあります。
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パテ埋め パテ埋めとは、エアコンの室内外機を繋ぐ配管類を通した穴の隙間を埋めるために施される工程です。
エアコンの施工の際は主に、エアコン専用の全天候タイプ(不乾性・極難燃性・電気絶縁性)のパテが用いられます。
パテ埋めをしなかったり、隙間が空いていると、雨風や虫獣が侵入して故障や事故などの原因となったり、エアコンの効きが悪くなってしまいます。
また、このパテは、経年劣化してひび割れや破損などを起こすため、定期的に新しいものと交換することが推奨されています。
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ビルトイン形 室内機を天井内に埋込み、ダクトで吹出し口を分岐するタイプです。
店舗内の形やインテリアに合わせた最適な空調環境をつくれます。
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ビル用マルチエアコン ビル用マルチエアコンは、室外機1台で、能力の異なる複数の室内機を個別に運転できる異容量接続・個別運転マルチです。
ビルマルエアコン・ビルマルとも呼ばれ、お部屋ごとにエアコンの運転調節が必要な建物で選ばれています。
パッケージエアコン(業務用エアコン)の種類で、これらはオフィス・店舗用とビル用マルチエアコンの2種類に分類されます。
オフィス・店舗用は業務用エアコンと呼ばれ、ビル用マルチエアコンとは使い方や設置目的が変わってきます。
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フレア加工 冷媒配管の繋ぎ目に施す加工のことで、フレア式管ジョイントという接続方法を行う際、パイプの端部を接続のため、フレアツールという器具を使用して円錐状に広げる加工のことを指します。
この加工は、エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管パイプを正確に接続するために行います。
エアコンの配管は、フレア加工でラッパ状に広げた銅管の口でもう一方の銅管を包み、さらに上からナットで接続部分を押しつぶすことで、隙間なく接続される仕組みになっています。
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フロンガス回収 エアコンの撤去などの際に、機器の中に入っているフロンガスを回収する作業のことです。
エアコンの冷媒ガスにも使用されているフロンガスは、大気中に排出されると、オゾン層を破壊するものや、地球温暖化に悪影響を及ぼすものがあります。
これを解決するために『フロン回収破壊法』が制定され、特定製品の廃棄時における適正な回収および破壊処理の実施等が義務づけられています。
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プラグ止め 使用しないガス管の残ったガスコックからのガス漏れを防止するために施される処置になります。
エアコンにおいては、GHP(ガスヒートポンプ)タイプの撤去の際に、エアコン室外機までのガス経路の配管をそのままにする場合施されます。
撤去するという選択肢もありますが、ガス管が壁内に埋まっている等の場合はその分大掛かりになり、費用もかさむため、基本的にはプラグ止めによる処置を選択される方がほとんどです。
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プラブロック 室外機の脚の部分に架台として取り付けるプラスチック製の部材のことで、基本的には2つで1セットで使用されます。
取り付けることで、室外機のかさが上がるため、地面の湿気や雨水による錆防止や、室外機から発する熱を逃げやすくして、空調効率を上げることができます。
また、直接置くよりも安定感が増すため、砂利や土の上などの不安定な場所に設置する場合には非常に重要な部材となります。
耐荷重は5、60Kgほどで、家庭用や馬力の低い業務用エアコンなどの比較的重量の低い室外機や、風などで転倒する可能性の低い場所などで使用されます。
 kisoburokku
ポンプダウン ポンプダウンとは、室内機と冷媒配管内にあるフロンガスを、室外機へ送り出し封じ込める作業です。
入替えや移設などで、既設のエアコンを取り外す工程が存在する工事の場合、この作業を怠ると、フロンガスが大気中に放出され環境汚染を引き起こしたり、冷媒ガスが漏れ出してエアコンの効きが悪くなってしまったりしてしまうので必ず実施します。
また、みだりにフロンガスを待機中に放出したり、フロンガスを残したままエアコンを取り外す行為は法律により罰則が科せられます。
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分岐配管 分岐配管とは、1本の配管を2本以上に分岐する為の配管です。
各メーカー接続する機器の能力(馬力)によって規格が何種類か存在するので、選定には注意が必要です。
冷媒配管と同じく銅製で、接続の際には溶接して使用します。
主にマルチシステムの業務用エアコンに使用されます。
 bunnkihaikann
配管カバー(化粧カバー) 配管カバーは主にエアコンの配管に取り付けるカバーです。
配管は通常、配管テープ巻きで仕上げますが、配管カバーを取り付けることでより見栄えがよくなり、室外の場合は直射日光や雨ほこりから配管を守り、より劣化しにくくなります。
様々なカラーバリエーションがあるため、設置個所の雰囲気に合わせた選定が可能です。
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配管テープ エアコンの室内外機を繋ぐ配管類(冷媒配管・電線・ドレン管)に巻き付け、断熱材を保護したり見た目を綺麗に仕上げる為のテープです。
テープには粘着テープと非粘着テープの2種類があり、非粘着テープをホースに巻いたあと、粘着テープで留めるやり方が一般的です。
化粧カバーを使わずに配管テープ巻きで仕上げる場合、テープの重なりを少なくとも半分は重ね合わせ、冷媒配管・電線・ドレン管の3本を一緒に下の方から上へと巻き上げていきます。
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配管洗浄 配管洗浄とは、既設配管内に付着した鉱物油を除去するための作業です。
エアコンは製造年やメーカー・機種により冷媒ガスが異なります。
同じ配管で違う種類の冷媒ガスを混合すると不純物が生成され、故障の原因となることがあるので冷媒ガスの種類が違うエアコンの入れ替え工事を行う際は、配管洗浄が必要になります。
隠ぺい配管で旧冷媒機器から新冷媒機器へエアコンの入れ替え工事を行う際は循環洗浄や窒素ブローを行う必要があります。
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配管溶接 配管溶接とは、その名のとおり冷媒配管同士を溶接施工して接続する方法のことです。
配管同士を接続する方法として、接続する配管の双方にフレアナットを使用して中継接続するユニオン接続というものもがありますが、溶接した場合に比べると、圧力に弱いというデメリットがあるため、特に隠ぺい配管や火気を使用できる場所では、配管溶接の方法をとる場合が多いです。
溶接の方法は何種類かありますが、エアコンの配管溶接時には、バーナーで溶接棒と呼ばれる素材を溶かし、接続部分を付着させる方法をとることが多いです。
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防振ゴム 室外機と土台のブロックや地面の間に敷いて使用する、共振による騒音を防いだり、室外機を安定させる為の部材です。
室外機による騒音にお悩みの方は、特に設置をお勧めします。
値段も安価で設置も簡単、効果も高いです。
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風向調整板 狭い空間に室外機を設置する際に、ファンの部分に取り付けて排気の風向を調整するための部材。風向ガイドなどとも呼ばれています。
エアコンは冷房時、室内から奪った熱を室外機から放出し、同時に、吸い込みによって熱交換器の冷却を行っています。
しかし、吹き出しが障害物などで遮られると、放熱がそのまま吸い込み側にまわって排熱ができなくなり、ショートサーキットを起こします。
この状態だと、冷房効果が弱くなるだけでなく、最悪の場合故障してしまいます。
設置場所の都合などで適切なスペースを設けられない場合や、設置場所が人の往来がある通りに面しているなどの場合に、この風向調整板を使用します。
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馬力 工業上用いられる仕事率の単位で、業務用エアコンの能力を示す際にも用いられます。
名前の通り、元々は馬一頭が75kg・mを1秒で持ち上げられれば(回転する力)1馬力と定めたものですが、空調機の場合は全く異なり、『1馬力(HP)くらいあるコンプレッサーモーターで、定格で2.8kw相当(8畳程度)の熱が作り出せる。』という定義になっています。
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マルチエアコン 1台の室外機で複数の室内機を運転できるエアコンです。
マルチエアコンなら室外機が1台で済むので、外観を損ねることも無く、場所もとらないので、省スペースで見た目すっきりに収まるというメリットがあります。
機種によっては室内機も、いろいろな種類から選ぶことが出来ます。
和室には『壁埋込型』、広いリビングには天井にすっきりと収まる『天井埋込型』、お年寄りの部屋には落ち着いた木目調の『床置き型』など、お部屋に合わせて機種選定できるのも、マルチエアコンのメリットと言えます。
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窓パネル 窓に取り付けてそこから配管を通すことができる部材です。
配管パネルなど様々な呼称がありますが、基本的には窓パネルで通っています。
エアコンを設置する際には、配管類を通すための穴を壁面に開ける必要がありますが、賃貸などで制限があったり、物理的な理由で配管穴を開けることができない場合などに使用されます。
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ユニオン ユニオンとは、冷媒配管同士を接続するための部品で、回転させるだけで配管の接合または取外しが可能です。
フレアユニオンなどとも呼ばれており、ユニオンねじ・ユニオンつば・ユニオンナットで構成されており、一般に流体の圧力や温度が低い配管に利用されます。
配管溶接が行えない場合や隠ぺい配管の場合などを除いて、基本的にこの方法で配管を接続します。
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ユニオン接続 フレアユニオンを使用して配管同士を接続することをユニオン接続(ユニオン継手・ユニオン継ぎ)と言います。
接続する一方の管端にユニオンねじ、他方の管端にユニオンつばを取り付け、両者にまたがってユニオンナットをはめて接続する管継手で、接続や分離の際にユニオンナットだけを回せばよいので、管を回す必要がないので、脱着が容易にできるのが特長です。
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床置き型 その名の通り、床に置いて設置するタイプです。
各メーカーが機器をスリムに設計してあり、従来より圧迫感がなく施工性・操作性も良くなっています。
メンテナンス性が良く、床置きの為、暖房効果が高く、高天井にも◎
施工費も含めたコストパフォーマンスが高い形状で、工場や倉庫での採用が多いのが特徴。
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養生 養生とは、作業中に建材の面や角などに、紙やビニールシートやプラスチックカバーなどをかけて粉塵や液体などの汚れや破損から保護することです。
エアコンの設置工事の際には、作業スペースにキルティングの養生マットをひいたり、家具や家財・壁や床などをビニールやプラスチックカバーをかけて保護する場合が多いです。
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ラッキング 保温や保冷の目的で配管類を断熱材で被覆し、アルミ・ステンレス・鋼板+塗装材等を使って巻いて仕上げることを指します。
主に、業務用エアコンの配管などに施される処理で、経年劣化なども防げるほか、見栄えもよくなります。
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冷媒ガス(フロンガス) 冷媒ガスとは、エアコン内を循環しているガスのことす。
フロンガスとも呼ばれます。
エアコン内部では、熱交換器を介して、冷媒ガスを蒸発させて気体に変えたり、圧縮したり冷やしたりして液体に変化させたりしながら、冷暖房を行っています。
また、エアコンの撤去の際には、フロン回収・破壊法に基づき、エアコンや冷蔵庫の中に入っているフロンを回収しなくてはならないと定められています。
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ワイドセレクトマルチ 室外機1台で最大7台(7室)まで室内機が接続できる全館空調向け大容量のマルチエアコンです。
一般的なマルチエアコンでカバーできるのは5室程度まででしたが、個別空調のライフスタイルに応じて部屋毎の運転ができる効率の良さで、これまでのマルチエアコンでカバーできなかった空間にもワイドに対応できます。
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ワイドパネル 天井埋め込むタイプのエアコンの更新時にできる余計な天井開口部を埋めるためのパネル型の部材です。
既存設置されていた室内機の寸法が、新たに設置する室内機よりも大きかった場合、開口部に隙間が出来てしまい、設置の為に天井補修工事が必要になりますが、ワイドパネルを使用すればその手間もコストも省けます。
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ワイヤレスリモコン 機器との配線が必要ないタイプのリモコンです。
操作のために設置個所に移動しなければいけないワイヤードリモコンと比べ、室内どこでも操作が可能な手軽さがポイントです。
家庭用のエアコンは殆どこのタイプですが、業務用エアコン(パッケージエアコン)の場合はワイヤレス・ワイヤードの選択が可能です。
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ワイヤードリモコン 機器との配線が必要で、壁面に設置するタイプのリモコンです。
ワイヤレスリモコンと比べて機能は充実している傾向があります。
メーカーによっては、一週間の業務に合わせて無駄なく運転をすることができるスケジュールタイマーを設定できたり、不具合発生時に原因や連絡先をナビゲーションしてくれるものもあります。
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渡り配線 渡り配線とは、エアコンの室内機と室外機を接続するケーブルの名称です。
連絡線・信号線・制御線などとも呼ばれておりますが、一般的にはVVFケーブル、正式名称は『600V ビニル絶縁ビニルシース平形ケーブル』と言います。
その名のとおり定格電圧は600Vで、一般住宅、商業施設、公共施設などの低圧屋内の配線など、低圧電源に使用されています。
冷暖房の強弱や、運転方式の切替えをリモコン操作で行う際に、室内機と室外機は運転の仕方やエアコンの温度調整をコントロールするための信号のやり取りを行っています。
この信号の送受信を行っているのが、エアコン本体と室外機を接続している渡り配線です。
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APF
(Annual Performance Factor)
APFとは『Annual Performance Factor』の略で、『通年エネルギー消費効率』を意味します。
1年間を通してある一定条件のもとにエアコンを運転したときの、消費電力1kW当りの冷房および暖房能力を表わすもので、冷房期間と暖房期間を通じて室内側空気から除去する熱量および室内空気に加えられた熱量の総和と同期間内に消費された総電力との比で表わされます。
非常に簡単に言うと、一年を通してどれだけの効率で冷暖できるのかを知れる省エネの基準値・所謂燃費のようなもので、この値が大きいほど省エネ性能が高いということになります。
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COP
(Coefficient Of Performance)
COPとは、『Coefficient Of Performance』の略で、『冷暖房平均エネルギー消費効率または成績係数』を意味します。
電力を1kW使って、どれだけの冷房・暖房効果が得られるかを示す指標で、省エネ性能を表す際に使用されますが、ある一定の温度条件下でのみエアコンを運転した場合の効率を示す数値であるため、現在はより実際の使用時に近い状態での運転効率を示すAPFが使用されています。
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PS(パイプスペース) パイプスペースとは、建物の壁や天井などに設けられた、上下水道やガス管などの配管スペースのことです。
パイプシャフトともいいます。キッチンや浴室、洗面室から出る雑排水と、トイレの汚水を分けて排水するため、ひとつの住戸に2ヶ所以上に分かれて設置されているのが一般的です。
間取図などではPSと略されたり、メーターボックスと一緒に設置されている場合はMBPSと略す場合もあります。
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