制御に欠かせないリレー

2024年04月19日

リレーって何してるものかパッと見わかんないですよね。

制御盤を開けたらバーっと並んでてなんじゃこりゃみたいな。

リレー写真

リレー(継電器)とは、外部からの電気信号を受けて内部にある開閉素子(接点など)を動作させ、電気回路をオン/オフしたり切り替えたりする部品です。

 

考え方的にマグネットと同じと思っていただいていいのかと思います。

大きな違いといえばマグネットは小さな電力で大きな電力(機器そのもの)の入切を行う物ですが

リレーは電力を送ったら入切接点を動かして回路を切り替える物です。

 

オムロンのMY2N AV100/110VACのリレーを見てみると

上にこんな感じに書いてあります。

リレー1

コイルに電気を流すとリレーが動きます。

リレー2

リレーの接点はC接点になってます。

c接点とは、1つのスイッチの中にa接点、b接点の両方をもった接点構成をいいます。

図でいうと59a接点。19b接点。両方あるのでc接点。三路スイッチですね。

C接点

MY2リレーには接点が二つ入っていますので2Cとも言います。

 

押しボタンと組み合わせて自己保持回路を作ることもできます。

①このような回路を作ってみる

 ※あくまで一例です

リレー3

押しボタンをON

リレー4

ボタンを離してもコイルに電気が流れ続けて自己保持

リレー5

④OFFスイッチでコイルの電源が切れる

リレー6

スイッチOFFから手を離すとの状態に戻ります。

 

159回路を自己保持回路4812の回路は何もつながっていませんのでランプだったりマグネットだったり入切させる回路をつなげることができます。

 

紹介したリレーはMY2Nで接点が2個でしたがMY4Nになると接点が4個になるので接続できる機器がさらに増えます。表示ランプ、ブザー、回転灯などリレー1個でまとめてONできます。

 あとは応用なので様々な回路を考えてみるのもいいかもしれません。