制御盤などについている押しボタンスイッチ
2024年04月18日
a接点、b接点…制御盤などについている押しボタンスイッチ
いろいろな機器を動かしたり制御したりするのにスイッチがあります。
制御盤の表についていて緑だったり赤だったりしてるあのボタン。
押しボタンスイッチはメーカーも商品数も種類も山ほどあります。
これってどういった物なのかを少しだけ紹介したいと思います。
押しボタンは指や手で押して操作する操作部、開閉動作を行う電気回路のスイッチ部に分かれます。
形や突形、大きなキノコ型のような物など様々な形の操作部に
スイッチ部のON/OFFさせるa接点、b接点を数個組み合わせたりします。
設備や機械、環境に応じて様々なバリエーションがあります。
各部位の大まかな説明からいきます。
操作部分 |
操作部分の動きにはモーメンタリタイプ、オルタネイトタイプの2種類があります。
モメンタリ動作
例えるならばUFOキャッチャーのボタンがモメンタリ動作かと思います
あれは押してる間はクレーンが動いて離すと止まりますよね?
モメンタリスイッチはよく見るとあちこちに使用されています。
パソコンのマウスもモメンタリスイッチですね。
オルタネイト動作
例えるなら…昔の懐中電灯。。ボタンが一個ついてて押したら「カッチン」ってスイッチ入ります
車についているハザードランプもオルタネイトですね
スイッチ部分 |
スイッチ部分はa接点、b接点を組み合わせます。
1a、1a1b、2a、2a2bなどと呼ぶのですがそもそもa接点とは?b接点とは?
・a接点とは、スイッチを操作すると開いていた回路が閉じる接点構成をいいます。
スイッチを押していないときは接点が離れているため、回路がつながらずランプは点灯しません。
スイッチを押すと接点が接触し、回路がつながるので、ランプが点灯します。
・b接点とは、スイッチを操作すると閉じていた回路が開く接点構成をいいます。
スイッチを押していないときは、すでに回路がつながっているのでランプは点灯しています。
スイッチを押すと接点が離れて、つながっていた回路がきれるのでランプが消灯します。
と言うことでこの二つの部分(操作部+スイッチ部)が合わさって押しボタンスイッチは初めて機能します。
次に押しボタンを実際に取けたり交換だったりするともう一つ確認する必要があります。
押しボタンはパネルに取り付けるのでボタンを取り付ける穴のサイズが決まっています。
穴のサイズはφ22、φ25、φ30や小型のφ16などがあります。
いざ取り付けよう!って時に穴のサイズが違って取り付けられないとなると大変なのでしっかり確認しましょう。