操作用?直入用?ON,OFF押ボタンの種類
2024年04月18日
モーターを動かしたり止めたりするにはボタンを押して操作を行うと思います。
こちらのふたつは同じON,OFFの押しボタンに見えて実は違います。
押しボタンには用途に応じて色々な種類があり、見ただけでは判別できません。
種類は大きく分けて2種類あります。
①モーターを直接運転する直入用押しボタン |
ONボタンを押すと接点がON状態になりボタンから手を離してもON状態を保持し、
OFFボタンを押すとOFF状態となります。
こちらを電動機直接操作用押しボタン開閉器と言います。
ONボタンを押すとロック(保持)するのでオルタネイトタイプとも言います。
直入押しボタンには1.5kw用、2.2kw用などモーターの容量によって種類がありますので確認が必要です。
②電磁開閉器を操作する間接操作用押しボタン |
ONボタンは押している間は接点がくっつきON状態で、手を離すとOFFになります。
OFFボタンはONボタンと逆で押している間は接点が離れて、手を離すと接点がくっついています。
モーメンタリタイプとも言います。
こちらのタイプは電磁接触器や開閉器を操作するボタンなので動作を保持させたい場合はマグネットが自己保持するように配線をしなくてはいけません。
自己保持しないと動かすためにボタンをずっと押し続けることになります。→自己保持回路とは?コチラ
間接操作用押しボタンに容量は関係なく、モーターの出力に応じた開閉器を選定する必要があります。
設備の種類や設置場所によってそれぞれの方法がありますので最適な方法を選定しましょう!